ためしてガッテン!認知症のアイコンタクトパワー「ユニマチュード」で母の視界の狭さに気づいた!
こんにちは、ソラーレです。
認知症になると空間認識や視界が狭くなることをご存知でしたか?
エスカレーターや段差を怖がってしまい外出が難しくなってきたというお話を、以前認知症を介護している方から聞いたことがあります。
でも、視界が狭くなることまでは知りませんでした。
脳のどこが委縮するかで様々な症状がでるのですね。
認知症初期の母を介護していて、まだまだ知らないことがいっぱいです。
先日、録画したままになっていたためしてガッテンの「認知症の人が劇的変化!アイコンタクトパワー全開SP」みて、あらためてとても勉強になりましたので、まとめておきたいと思います。
フランス発・介護メソッド『ユマニチュード』からの気づき
ユマニチュードについては特集番組で見たことがありました。
介護をする側の都合によって、いきなり近づいたり、触れたりして何かをしてあげてはいけない。
アイコンタクトを何よりも大切にして、相手の目をみて、ゆっくりと声をかけ、その方を包むように触れていく。
そうすることで認知症の方に寄り添ったコミュニケーションで症状を劇的に変化させるメソッドです。
ためしてガッテンでもその方法で劇的に改善された方を紹介していました。
寝たきり、ほとんど目もあけられない方が、最後には座って二重の大きな目をあけて鏡をみて、ご自分で髪の毛をとかしている姿にはびっくりです。
普通の病院なら、どんどん薬が増やされてしまうところでしょう。
人の細胞は、人の心や触れあいによってまた活性化するのではと感じる場面でした。
手当という言葉は深いですね!
相手を活性化するということは、触れている自分の手や心も活性化しているということです。
でもいくら頭で技術を取得しても、家族として毎日接している中でなかなかいつもいつも冷静にこれを行うって難しいです。
もちろんできる方もいらっしゃいますが、私には何より難しいです。
ついついイラッとしてしまって、否定してしまうことも多々あります。
なんで病気だからって、介護する側ばかりが我慢しないといけないの?
という気持ちがわいてしまったり。
だって認知症の人はこちらがどんなに体調悪くてもすぐ忘れてしまうのですから。
ただ、ユニマチュードを実践することで、もしかするとお互いに信頼関係ができ、思いやりの心が生まれるのかもしれません。
介護してあげるという上から目線ではなく、させてもらう。
そうすることで、お互いに細胞を活性化でき、元気になり、幸せになれるのでは!
と、今回この番組をみていて気づきました。
認知症になると視界が狭くなる!という気づき
もう一つ気づいたことがあります。
認知症というと、特に初期の場合は一時記憶ができないことだけが目に見える症状ですよね。
私は、忘れてしまうという所だけに目がいってしまい、それが一番大変なことと思っていました。
病院から認知症についての説明
“アイコンタクト”で視線をつかめ
視野が狭くなったり、認知機能の衰えによって近くのものに気づかなかったりと、私たちとは違う世界をみているので、アイコンタクトが大切になってくるということなのですよね。
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認知症の人の視線をしっかりとつかみ、 意思疎通をはかるためのそのポイント
認知症の人からいったん距離を取り、正面から近づいていく。 - 横から急に近づくのはNG!相手を驚かせて、混乱させてしまいます。
- 正面から目の高さを合わせて視線をつかむ。
- 無表情や沈黙は恐怖心をあおるので、視線が合ったらほほえみながら話しかけましょう。
ユニマチュードを実践してみよう!
フランス発・介護メソッド『ユマニチュード』
アイコンタクトを重視する介護法の一つが、フランス発の『ユマニチュード』。“人間らしさを取り戻す”という意味の造語で、この介護技術は世界10か国以上に広がっています。40年以上に及ぶ介護現場での経験と脳科学的な知見を取り入れ、400以上の技術を体系化。アイコンタクト以外にも、明日から実践できる技術がたくさんあります。その一部をご紹介します!
1.丁寧におじぎをしない
気づいていないのに丁寧におじぎをしても、相手には意図が伝わりません。
一般の人にはかなり近いと感じる距離でも、認知機能が落ちた人にはそれが愛情を感じられる適切な距離であることがあります。
スキンシップは苦手かもしれません。
まだ照れがあります。
でも外で危ないときに手をつないだり、温泉で背中を流してあげたりするとやはりうれしいのだなぁと思います。
が・・・まだ苦手でたまにしかしません。
3.てきぱきしない
こちらのやりやすいように手をつかんだり、洗ったりするのではなく、丁寧にゆっくり、相手の反応を3秒くらい待つつもりで一つ一つのケアを行うことで、相手に安心感を与えてケアを受け入れてもらうことができます。
ポイントは、「あたたかいタオルで拭きますよ」「右腕をあげましょうね」など、実況中継のように言葉に出すことです。
認知症により記憶力や判断能力が低下している場合、実際は80歳なのに20歳だとおっしゃったり、ずいぶん昔に退職したのに、仕事に行こうとしたりすることがあります。
私たちにとっては途方も無い間違いであっても、ご本人にとっては真実のことなのです。
それを否定したり怒ったりすれば、なんで自分は注意されているのか分からず混乱を招きます。
ですから、状況に応じてその人の世界に飛び込んで受け入れることも、ときには重要な介護の技術です。
何か日常的な介護のとき、ついつい手をつかんでしまうことありますよね?
多くの認知症の方が抱える記憶障害。
症状が進むと、30秒前のことも忘れてしまうと言われています。
文字よりも写真を見る方が思い出すみたいなので、薄目のフォトブックを作り、ショートステイのときには持たせています。
フォトブックについてはこちらをご覧くださいね↓
https://www.solare-life.club/entry/danshari-photo
8.ごはんの食べ方
ご家庭で起きる困った状況の一つに『ごはんを食べてくれない』があります。