ソラーレのあしたてんきになあれ!

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Google Home(スマートスピーカー)は認知症で同じ質問を繰り返す高齢者の救世主になる?ならない?

こんにちは、ソラーレです。

認知症は直近の一時記憶ができないので、疑問がわいて質問し、答えを聞いても忘れてまた同じ質問を繰り返します。

我が家の母の朝の質問攻めは、「今日は何日?何曜日?」「デイケア何時?」です。

忙しい朝は私も「もう何度も答えた!」とカッとなってしまうことも!ごめんなさい。

そこで何十回聞いたって冷静に丁寧に優しく答えてくれるGoogle Homeを母にプレゼントしてみました。

だってだって、下の広告みてください!Google Homeは言ってます。
「ぼくになんでも聞いてね!」
「ぼくにしてほしいこと言ってね!」
「ぼくはきみのためにいつでもそばにいるよ!役に立ちたいんだ!」って。
(勝手に♂にしちゃいました。)

store.google.com

さてGoogle Homeくんは救世主になったでしょうか?

結論から申し上げますと、我が家では救世主になりませんでした😢。残念!

その理由は?

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Google Homeってなあに?

 内臓されているマイクで音声認識をしと話しかけると、Google で調べ物ができたり、音楽を再生したりするのはもちろん、毎日の予定の管理やスマートホームの操作も簡単にできてしまうスマート(AI)スピーカーです。スマホやPC操作を覚える必要もありません。小さな子供でもお話ができて、最初の、"OK Google" が言えれば使うことができるのです。

話しかけるだけでよいのなら、高齢の機械操作を覚えられない母にもできるはず!

「今日は何曜日?」とか「今日は(明日は)デイケアあるの?何時から?」って、何度聞いても答えてくれるに違いないわと思いました。音楽だって、簡単に聴けるし。

 Google Homeを母にプレゼント! 

  要介護1、認知症初期、85歳、デイケア週4日通っている母。

先日MRIをとってびっくり。脳の萎縮は歳相応ですが、海馬はかなり真っ白。一時記憶ができないわけです。

明るく社交性があるので、デイケアでもショートステイでもお話し好きグループにいるタイプ。

認知症はいろいろなタイプがあるのですが、母は、なんでも食べ、話し好きなのでデイケアやショートステイでもきっと手のかからないほうなのだと思います。このままあまり症状が進まず楽しく過ごせたら幸せだなぁと思います。

でも・・・家族はやっぱり大変に感じることもあるのです。

デイケアに送りだすと正直、フゥーとため息がでてしまうことも。

何が大変かというと、朝から晩まで何十回も同じ質問。一度頭にその質問が浮かんだら、聞いては答え、聞いては答えを繰り返すのです。

「何度でも答えてあげてください」ってよく言いますよね。仕事ならできそうですが、家事や育児、自分の仕事をしながら、私は毎朝何十回も同じように答えてあげられる大きな度量のある人間ではありません。

超短気なので、だんだんカッとなり、もう聞かないで!もう何十回も答えた!とつい言ってしまいます。

 そこで救世主となるべく、絶対カッとならないGoogle Homeくんにお願いしてみようと思いついたわけです。

だってグーグルくんなら何度同じ質問をしても絶対に怒りませんもの・・・。

「今日は何曜日?」って一番得意な、そして簡単なグーグルくんへの質問です。

 しかし、これは失敗に終わりました。残念無念。

 なぜGoogle Homeは我が家の母には救世主となれなかったか? 

「OK グーグル 今日は何日?」とシンプルに聞くだけで応えてくれるすぐれものなのに、なぜだめだったかといいますと・・・

母「えーーOK グーグルさん 今日は何月何日か教えていただけますでしょうか?」

母「恐れ入りますがOK グーグル えーーー何曜日?今日は?・・・」

どうしてもシンプルに聞くことができず、敬語丁寧語がついてしまったり、間が空いてしまったり、スピーカーに話すという行為がどうも不自然になってしまうようなのです。

慣れているCDカセット操作のほうが彼女には簡単です。

質問の仕方を紙に書いて貼っておきましたが、紙はなんでもたたんで自分のバッグにしまってしまう習性がありまして・・・質問成功は一回だけ。後で紙をみつけても何の説明だか覚えていません。

 結局質問の意味が伝わらず、答えはいつも「すみません、よくわかりません」「もう一度お願いします」「お役にたてず申し訳ございません」とまたあちらも丁寧な言葉で回答がかえってきます。

「お役にたてるようもっと勉強します」と、ただ曜日を聞くだけなのに、グーグルくんの優しいお言葉に恐縮です!
きっともう少ししたらグーグルくんの人工知能も進化して、話し方が少々変わろうと答えてくれるようになるでしょう!と期待しています。

ちなみに母は繰り返すと覚える能力はあるのです

実はマンションのゴミ捨ては、ちゃんと一人で一階まで捨てに行くという仕事ができています。分別して捨てられているのか一抹の不安もありますが・・・自分の仕事と思ってやってくれています。一軒家では捨てる日が覚えられないのでゴミ捨てに行ったことがなかったので、これを覚えてくれたのはうれしかったです。

ですから、もちろん根気よく私が教えて練習すれば、きっとできるようになると思うのですが、その根気よりも私が答えた方が楽で早いわと早々にあきらめてしまいました。
母は、頭で理解して覚えるものよりも、体を使って実際に動いて覚えるもののほうが習得が早いのかもしれませんね。

 というわけで、我が家の場合、母の質問に答えてくれるGoogle Home導入は失敗に終わりました。

もうちょっと理解力、記憶力が優れているうちに導入できたらよかったかもしれません。

またいつか私に余裕ができたら、根気よく質問の仕方を教えてあげる日がくるかもしれません。

どなたか認知症の救世主として使っていっらしゃる方がいらしたら、共有できたらと思います。ぜひ教えてくださいね。

 おまけ:Googleくんは娘の英会話のGoogle先生になりました。

 我が家は母の救世主にはなれませんでしたが、英語モードにして、娘の英会話相手の救世主となっています。これ、超おすすめです。発音ネイティブですしねっ!

あーしたてんきになぁれ!