母娘三世代アルザス旅(3)84歳ばぁばストラスブール観光とアルザス名物に出会う!
3/31(金)晴れ ストラスブール一日目がはじまった!
タクシーで無事ホテルボクーに到着!
メールのやりとりではチェックインは14時。それまで荷物預かるとのことでしたが、なんとチェックインを早めてくれて準備できているからお部屋にどうぞと鍵を渡してくれた。
(BOOKING.COMで予約の際にメールでやり取りができるので、高齢者を連れていくことを伝えてありました。)
高齢母を連れてすぐに観光は大変!なんてありがたいこと。
よくよく考えてみるとドアツードアで22時間。
やっと着いたね、憧れのアルザス!
普段歩かない母が、夢のフランスに来てしまいましたよ。よく頑張りました!
ちょっと廊下が長く暗くて段差があり母には危なかったかな。
ヨーロッパの地方はこんな感じだけれど、あまりに便利ななんでも自動でバリアフリーのところばかりいると退化しちゃうのかな。
こちらの人で杖をもっている老人はいなかったのよね。杖となるともう老人ホーム入りなのかしら。
みんなお元気でおしゃれなご老人ばかり!
ホテルの部屋は赤とハートをポイントにしたアルザス様式のコロンバージュと呼ばれる木の骨組を露出させる建築と内装で中庭のイースターの飾りつけもインテリアもかわいい。
旧市街を歩いてみよう
お部屋でのんびりしているとあっという間にお昼!
お腹が空いてきたので、ノートルダム大聖堂を目指して旧市街を歩く。
街のどこからでも空に向かってまっすぐ荘厳にそびえ立つ大聖堂が見える。
もちろんホテルからも。だからその方向へ歩けば旧市街に出ることができる。
あたたかいのでカフェの外で、みなさんランチタイムでにぎわっていた。
大聖堂までの裏の小さな通りはお土産さんがいっぱい。
アルザス人形やコウノトリをモチーフにしたもの。赤や黒が基調。
その通りを抜け大聖堂広場を過ぎるとおしゃれな小さなお店があり、大通りにはモノプリ(パリではCA御用達のスーパー)や有名ブランドのお店もある。
お土産屋さん通りにあるアルザス名物タルトフランベのお店に入ってみた。
薄いピザのような生地にフロマージュブレやクリーム、玉ねぎ、ベーコンをのせて焼いたもの。専用の木の板に乗ってくる。
結構大きいのでフランス人の大好きなマンステールチーズ入りとプレーンを二つとってシェアした。
アルザスはドイツが近いので量が多い。三人いるとちょうどシェアできてよかった!
ランチでお腹が落ち着いたので、大聖堂のステンドグラスを見るために中に入った。
中世の時代に人の手でこれだけ荘厳で美しい大聖堂をどれだけの人と時間が作り上げたのでしょう。ただただ感動して、ここに連れてきてくださった神様とここに関わった人々と歴史に感謝の祈りとろうそくの灯を捧げた。
次に大聖堂広場から観光トラムに乗って街散策。
母は飛行機とTGVを乗りついてはるばるフランスにやってきたことをもう忘れていて、「原宿も外国みたいねぇ!」なんて言っている。
「えーーーショック!」
せっかく連れてきたのに!まわりに日本人観光客いなくてよかった。聞いたらびっくりしちゃう。
トラムは日本語ガイドがなくてババには残念だったけれど、街の地理がわかってよかった。
東京出発後徹夜のまま観光。さすがに帰りはホテルまでもまさこババは歩けず、娘と二人で抱きかかえてようやくホテルにたどり着いた。
アルザスの伝統菓子クグロフ
その日はメゾンドアルザスで買ったクグロフ*1と近くのスーパーで買った生ハム、フロマージュブレ、アルザスビールで軽い夕食。
目の前にスーパーのあるホテルにしてやはり助かった!
↑メゾン アルザシエンヌ ドゥ ビスキュイトゥリ ( MAISON ALSACIENNE DE BISCUITERIE )のクグロフ
16 rue du Dome, 67000 Strasbourg
http://www.maison-alsacienne-biscuiterie.com
ここが日本の原宿と思っている母ったら「もう夜遅いから帰らなくちゃ!」なんて言い出すのでびっくり!
「いやいや、ここはフランス、もう帰れないでしょう」と母をなだめつつ、お風呂に入れて12時間ぐっすり眠っていた。
旅の間中お風呂はどのホテルも滞在中結構気を使った!
シャワーやバスタブ仕様が日本どころかホテルによって全く違うし、滑ったら大変だし。
もう3/31(金)夜 日本を経って30時間以上!
84歳ばぁば、よくがんばりました。おやすみなさい。
今日から珍道中
4/1(土) 晴れ
日差しがあたると夏のように暑いくらい強く、夕方急に冷たく寒くなる。
夜明けは日本より遅いのだけれど、夜はもう8時すぎくらいまで明るいので夕飯をゆっくり食べて帰っても安心。治安もよくて、高齢者と子連れには安心です。
私は結構何度も目覚めてしまったけれど、まさこババも娘も朝10時くらいまでぐっすり。
ツアーだったら、移動時間が約束されていて大変だったな。行きあたりばったり旅でよかった。
昨日の残りで軽く朝食。
母もよく眠って頭がしっかりしてきたらしい!
やっとここがフランス、アルザスにいるとわかってきた様子。
だが、今度は「フランスも神田みたいね、東京駅みたいねぇ」と言っている。
「あのぉ、東京駅はアムステルダムなんですけど!」と私。
頭の中どうなっているのか、面白すぎる!
さぁ、今日から珍道中がはじまるぞ!
ツアコンがんばります!
高齢母をアルザスに連れていって気づいたこと2
認知症の方が徘徊でいつまでも歩いてしまうのは疲労物質がでないからだと聞いたことがあります。
もし母の脳がまだしっかりしていたら、こんな長旅やだぁ、疲れたぁとなるところですが、なっなんと22時間もかけて飛行機とTGV乗り継いできたことさえ忘れて、日本だと思っている時点で精神的な旅の疲れはありませんでした。
が、もちろんほとんど寝ていないので、体力的には相当疲れていて、夜には歩けないほどでしたが、枕が変わっても熟睡できる母は翌朝には、すっかり元気。
フランスに来たことを理解でき、その後の旅を楽しむことができ、よく歩きました。
ホテルによって、シャワーや蛇口、トイレの水洗の流し方(ひっぱるもの、押すものなど)が違うので、なかなか覚えられず苦労しました。
何より滑ったら大変なので、毎日シャワー時はつきっきり。
私の体力気力限界もあり、5泊でよかったとその時思いました。
※ホテル予約の際には、高齢者の年齢、杖あり、なし、エレベーターありの部屋、段差のない部屋など質問し、できることはすべてしましょう。どのホテルでもリクエスト可能かどうか回答をくださいます。